都会に林を創る/都市型木造100年住宅の挑戦

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元来日本の都市は木造家屋が建ち並ぶヒューマンスケールでできた都会の森がありました。都市の防災性と集積性をめざして100年、都会の森はコンクリートに変化し、一方で街の特性は失われてきました。

ここには、木の呼吸がのこるまちがあります。本プロジェクトでは、木の家の良さを再認識し、都会の森へとつながるような、まちの呼吸を生み出す住まいを実現します。これはサステナブルな社会を目指した都心に林を造り、オアシスをつくる作業でもあります。

 

“こだわり住む”もうひとつの方法―所有から共用へ      定期借地権方式の導入

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たとえば都心部で家を持つ場合、地価が住宅の取得費の大部分を占め、ローンによって住まいの質や規模そして生活に影響を受けてしまうことがあります。また、地域に取得に適した(流通)敷地も少なく、大規模敷地におけるマンション分譲開発によって地域が作られる傾向にあり、こだわりの住まいを取得しにくい状況にあります。

本プロジェクトは、こだわり住むもう一つの方法として「定期借地権」を活用した持ち家事業であり、環境の魅力を反映し近隣住宅や施設が相互補助のできるしくみを生活環境に根付かせます。まちの骨格を残しつつ、持続的で漸進的にまちを更新する手法として、「所有」から「共用(利用)」に概念を転換することで、「取得しない豊かさ」を実感できる住まいづくりを展開します。それは、借地借家の都市文化を持っていたまちのDNAを再念させてくれるものと考えています。

気兼ねなくつながりながら安心して暮らす住まいづくり  コーポラティブ住宅事業

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都心部に限らず、郊外住宅でも世帯の高齢単身化が進み、大規模マンション等による開発など、時代の流れの中で近所やコミュニティの関係性が失われつつあります。このまちも例外ではありません。本プロジェクトでは、このまちと都心部との関係性を大切にし、人のつながりで安心を確保しながら相互に助け合い、楽しみながら暮らせる住まいを創造したいと考え、このプロジェクトに賛同する世帯を募集し組合を作って建設する「コーポラティブ住宅方式」を取り入れた住まいづくりを展開します。現代版の「向う三軒両隣」の再構築でもあります。

 

 

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